北に富士山を望む静かな公園。
近くには、バーベキューなどの食事や美味しい乳製品(ソフトクリームとヨーグルトは特にお薦め!!)などを楽しみながら、子供が小動物と遊ぶことのできる酪農王国オラッチェがある。
この公園を長さ約30kmの“国指定の天然記念物”、丹那断層が走っていて、その痕跡が残されている。
1930年の北伊豆地震では、地面が一挙に2.4mズレ動いた。
マグニチュード7.3、震源は丹那盆地付近の直下0~5km。
北伊豆地震当時の写真も掲示してある。
伊豆半島は、フィリピン海プレートに載って北上して本州にぶつかり、今でも、年に数センチメートルずつ動いている。
目に見えないわずかな(1000年で2mの割合)動きだが、700~1000年程で地面(プレート)に歪みがたまると、バンとはじける。
このわずかな動きが50万年も続いた結果、写真のように川が1kmも移動してしまっている。
(A→A‘、B→B’)
この断層の活動は、さらに長い時間をかけて、田代盆地と丹那盆地を連ねる地形や谷を形成した。
丹那断層公園一帯は、時間間隔の異なる地球の活動を自分の目で確かめ、感じることのできる貴重な場所である。