〇 ストレスの初期症状
ストレスは、その人の弱い部分に現れます。機能障害が現れる部分は、一人ひとり違っていて、循環器に問題を起こす人や、消化器に問題を起こす人、頭痛に悩まされる人など、さまざまです。
- 身体面
- 朝、気持ちよく起きられない
- 頭がすっきりしない(頭が重い)
- 目が疲れやすい
- めまいがする
- 耳鳴りがする
- 動悸が打つことがある
- 肩が凝りやすい
- 背中や腰が痛くなる
- 脱力感、強い疲労感を感じる
- 手、足が冷たくなることが多い
- 熱っぽい
- 食べ物が胃にもたれることが多い
- 胃腸の調子が悪い
- 飲酒、喫煙量が増加、もしくは減少した
- 精神面
- 災害現場の光景が突然目に浮かぶ
- 災害のことが頭に浮かぶと気分が悪い
- (悪)夢をよく見る
- 涙もろくなる
- 集中力がなくなる
- 落ち込みやすい
〇 慢性ストレス状態
ストレス状態が持続し、慢性的になると、次のような症状が現れます。特に精神面での症状が多くなり、生活にも影響を及ぼすようになります。
- 身体面
- なかなか疲れが取れない
- 何かするとすぐに疲れる
- 腹が張ったり痛んだり、下痢や便秘がよくある
- 口の中が荒れたり、ただれたりすることがよくある
- 舌が白くなることがある
- 食欲不振が続く
- 体重が減った
- よく風邪をひくし、治らない
- 深夜に目が覚めてなかなか寝付けない(睡眠障害)
- 好きなものも食べる気が起こらない
- 精神面
- いらいらして、怒りっぽい
- 人と会うのがおっくうになった
- 仕事をする気が起こらない
- 強い無気力感や悔しさを感じる
- 気力、感情がすぐれず、いつもゆううつ
- いろいろなことがとても不安である
- ちょっとしたことにもびくっとする
- 強い罪悪感や自責感を持つ
- いつも悲観的になる