意見が分かれたときには、それぞれの意見の論点を明らかにすることが必要です。自分の「感情をコントロールする~思考を整える」のと同じです。
結論を出す必要がある場合、大抵、次のようなところが意見の分かれる原因になります。簡単に表形式や箇条書きにまとめて確認しながら進めれば、議論が堂々巡りになることが避けられます。
① 現状のとらえ方
・任務や役割
・全体のなかでのこの問題の位置づけ
・問題点
・強みと弱み
・前提とすべき考慮事項
② 目的
・目的が異なれば、噛み合うことはありません。
③ 行動等の狙いや焦点
・目的に対する利・不利、長所・短所の見方
・似たような狙いのものを整理統合
・まったく視点の異なるものを比較検討
・実行の可能性を重視して、優先順位づけ
④ 目標
・獲得すべき具体的目標
・①~③と目標設定が一貫しているか否か
⑥ 優先順位
・緊急性、時間的な要素から優先順位を決定
⑦ 時間的な要素
・何時やるべきことか
・どの位の時間がかかるか
⑧ 目標へのアプローチ(プロセス)の仕方
・③に同じ
⑨ 効果
・費用対効果は
・どれくらいの持続的な成果があるのか
・プラスとマイナスの波及効果