災害防止研究所は、自らの安全を自ら確保する「自助意識を啓発・普及する」ことを目的に設立し、そのために地域社会で、個人と官と民をつなぐ一体感のある防災を実現する一助となる役割を果たすことを目指します。
住民の生命、身体の安全と財産の保護に、法的責任を負って、直接的に仕事を担っているのが、基礎自治体である市区町村の担当者の方々。
各地域の環境はさまざまに異なっており、十把一絡げに語れるものではありません。地形などの自然環境、人口や政治・経済・社会などの実情に応じた関心があり重点があり課題があり、それを解決すべく、智恵があり創意工夫があり施策があり、日々、一歩一歩、改善努力をされてきた歴史があり、多種多様な答えがあります。
地域防災のトレンド、課題、現場の実態を知るには、市区町村を訪問して、重責を担って仕事をされている担当者の方々から学ぶことが不可欠で、そこから住民の意識や関心を総括的に把握することが早道です。
訪問記の間に、私がこれまでの経験から得た危機管理、マネジメント、リーダーシップ等のノウハウ、問題解決へのアイデアや提案、参考になると思われる原則事項や情報などを折々に、情報発信していきたいと思います。