レジリエンスの構成要素として、自尊感情、感情のコントロール、楽観性、精神的柔軟性、自己効力感、他者とのつながりの6つをあげています。
6つの構成要素の関係は、「自分を大切(自尊感情)にして、周りで起きることすべてを受け入れ、感情をコントロールして、精神的柔軟性をもって楽観的に思考し、ポジティブな行動に結びつけて、他者とのつながりを育てる」という流れになります。
人は、他者との関係のなかで、自分を評価し、自分自身に気がつくものです。
自分自身が充実感や満足感が得られるように努力することは当然ですが、周りの人たちへの思いやりや親切などの言葉や行動を喜ばれたり感謝されたりすることで、より大きな充実感や心の豊かさや幸せを感じます。 他者とのつながりによって、人様や社会のお役に立っていることを知り、それによって、人間としての存在意義や価値に気づきを与えられ、人生の目的や目標を実現できるものだ、と考えています。