《何で今回、チューリッヒが出てきたんだろう?というのが素直な疑問でした。語られるにはそれだけの理由があるものです。ウェキペディアで調べてみると、ナルホド。
2C頃からの歴史が記録されているスイス最大の都市で、人口約39万人、都市圏域では約200万人。鉄道、道路、航空など交通の要所。16C宗教改革では、ドイツ語圏のプロテスタント宗教改革の発祥かつ中心地。
欧州有数の世界都市で、金融センターとしては、ロンドン、フランクフルトに次ぐ3位。
著名な博物館・美術館・劇場・公園・教育研究機関・楽団がある文化都市。国際アイスホッケー連盟、国際サッカー連盟(FIFA)の本部が置かれている。
・・・というわけで、チューリッヒを語るのは、日本人が京都や奈良を語るのと、同じような感覚なのかも知れませんね。
知らなかった。(A.Y)》
モータープール。前回の話しですが、ひょっとしたら今でも勘違いする人がいるかも知れないと思いました。なぜならば、今ではほとんどの駐車場で使っている言葉はParkingパーキングですから。こんな言い訳がましいことを云っても、自分が無知なのと、バカだったのは変わりません。
でも言葉の流行というのでしょうか。流行言葉には、これでいいのかと思うことに多々、出逢います。今の若い人たちと云うよりも、女の子達がよく使う「全然・・・ある」。私の小学校時代には「全然・・・ない」と、否定に使うと教わりました。
そして女子高生達が次から次へと新しい言葉を作り上げてくるので分からない会話がテレビやラジオに踊っています。私の聞いているラジオ番組は、聴視者の年齢が上なので、それほど多くはないのですが、ゲストに出演される方がお若い方のときには、やはり判らない言葉が出てきます。ただこれは私たちが若い頃も同じだったように、この世代の責任ではありません。
有史以来、若者が世の中を変えてきたわけで、その変化の中で良いと思われたものが現在まで残っているのです。ただどうしても許せないのが一つあります。
都市の名前なのですがチューリッヒです。チューリッヒには行ったことはありませんが、何が不服かというと、この呼び方です。一体どこにチューリッヒと書いてあるのですか?スイスの都市にZÜRICHはあります。どうしてこれをチューリッヒと読むのでしょう?
フランスではズッュリックと発音します。私が小学校で習ったローマ字では、ZUはズと読みましたし、RIはリ、そして最後のCHは子音と子音なので発音しません。ここはおまけでも良いでしょう。でも最初のZÜをチュはないでしょう。本当に不思議です。
どなたかお判りの方、教えてください。
不平不満ついでにもう一つ。
今朝、絵を見てきました。新国立美術館に毎年2回、行くことになっているのですが、とはずいぶん生意気なものの云い様で申し訳ありません。
今日は、成田禎助画伯が理事長をなさっている示現会の展覧会でした。
成田画伯は、美術学生の頃からのお客様で、かれこれ72年のお付き合いになり、先生の絵も2枚ございます。
そしてもう一人は、家内の前の店を作った木工の吉川さん。前にも書いた人物で、埼玉県の名栗村にテントを持って入り、土地を開き200坪の工房を作った木工の天才(この字よりも天災のほうがあっている)。東銀座にあった歌舞伎座の建替のときに旧歌舞伎座の木材を全部引き取って持って帰った男です。
このお二方から毎年、招待状をいただいて拝覧させて頂いております。昨年は、このコロナの影響で行けませんでした。これが不服なのではなく、毎回、思うことがあります。
それは皆、大変素晴らしい作品なのですが、私の職業に照らし合わせると、「おい!この料理をその皿に載せるのかよ?」と思うのです。それでは作品の絵を殺してしまうような額に入れていらっしゃる方の多さにちょっと驚いています。毎回、すっきりせずに帰途に付くのです。
帰り道に東京都の素敵な施設があるのです。その場所は、都立青山墓地の真向かい、道路をはさんだ都立青山公園。
ここは東京都の行っている事業の中で、私の評価が一番高いところです。そこはトイレとタクシー運転手用の自動販売機、そしてボールが外に向かって出ないような高さの金網以外何もない、地面が土の広場になっています。
何が素敵かというと、よく公共の場所にある、何々してはダメ、野球をしてはダメのようなものはなく・・・、と書きましたがちょっと心配なので調べてみました。
禁止事項は4つ。その1、飲酒はダメ。その2、シートを広げての会食はダメ。その3、野外卓での会食は短時間で。その4、コロナ対策のマスクなどです。
こんな素晴らしい広場、これを決議された都会議員の方々に敬意を表します。
この公園に入る前に、どなたかボランティアの方々が植えて管理されている小さなお花畑の清々しいこと。そして遠くから響くチビどものキャッキャッキャッの黄色い声。近づくとそこには保育園の子供たち。
一つのグループは、年長のようで、丸い円の中央に子供たち。そして周りに赤や白のマーカーが。そう、リレー競争をしていたのです。二組に分かれて。その走りの素晴らしいこと。その応援。しばらく見ていると知らずと顔が緩んでくるのが分かります。
そして隣接する遊具のある公園では、もう少し年少の子供たちが何と崖で私もやった段ボール紙を敷いての崖滑り。その楽しそうなこと。こちらのグループからも黄色い声が。
さらに年少グループは遊具の滑り台やブランコに。
そして最後はリヤカーに乗ってひなたぼっこのおチビちゃん。
家内を見ながら、日本は良い国だ!!
P.S. 昨日、諸外国に詳しい方がお見えになり、あのチューリッヒのお話をしました。その方曰く、たしかドイツ語は母音が7つあってÜとÖもあったんじゃないかな、ということで、先ほど在日ドイツ大使館に電話をして確かめました。するとこんなことに丁寧にお答えいただきました。
「チューリッヒはドイツの都市ではなくスイスです。ちなみにZÜは日本語では発音できないので、一番近いのがとりあえずチュということです」でした。
またバカの上塗りをしてしまいました。皆さま、大変お騒がせしてしまいました。申し訳ございません。