先日開催した第3回防災グッズ大賞食品部門で、高知県黒潮町の「食物アレルギー対応グルメ缶詰」が審査員特別賞を受賞しました。
高知県は県をあげて、地域産業振興と一体化した防災取組を行っているので、それを是非紹介したいということで高知県の防災グッズを数点取り上げました。その一つが黒潮町の「グルメ缶詰」です。
南海トラフ地震で、34.4mの津波が想定(従前20mを想定)されることが発表された途端、対策の取りようがない規模の大津波への無力感から、移住希望者が続出したという黒潮町。
県人口69万人。高齢化と過疎に悩む高知県を象徴する町の現状。
住民の防災意欲を高めるだけでなく、地域の活性化と魅力化を図るという根本的な取組によって定住を促そうと立ち上げたのが(株)黒潮町缶詰製作所でした。
都会での災害について知る機会、生活を維持するための災害対策が語られることは多いのですが、高齢化、過疎が進むなかにあって、地域住民の生命、地域そのものの存続をかけて悩み、努力されている地域があることも知っていただきたいものです。
その現状を語っているのが、次の動画です。
このような想いが込められた黒潮町のグルメ缶詰。その名の通り、とても美味しいグルメ缶で、全部で20種類もあるので飽きませんし、アレルギー対応を考慮して作られています。 是非お試しください。
熊本県の被災地では、食物アレルギー対応で7大アレルゲンが含まれていないということで、支援物資として、大変喜ばれたそうです。
黒潮町缶詰製作所営業担当の友永公生さん(黒潮町職員)が、産経新聞(西日本版)のコラム欄を執筆しているということで、防災グッズ大賞の記事をとても丁寧に取り上げて、書いてくださいました。
産経新聞ウェブ
アレルギー対応で防災グッズ大賞、高知県黒潮町 – 産経ニュース (sankei.com)
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