■1993年 北海道南西沖地震(9’04”)
奥尻島での津波災害は、過去に起きた津波のなかでも、特異な様相で起きたものでした。
奥尻島の西側80kmで発生した地震は、島を包み込むように2波の波となって奥尻島を襲い、干渉し合った津波の高さは東側で31mにも及びました。
そのメカニズムをCGを使って説明しています。
最後に、水槽実験によって、津波の威力が人体等に与える衝撃を視覚で分かるように、解説しています。
この地震は、奥尻島という離島で大きな災害が発生し、島の中心部が壊滅状態になったため、現地から被害状況が伝えられなかったため、北海道庁は状況を把握することができませんでした。
海上自衛隊の航空機によって情報を把握できたことが、自衛隊の自主的な救援活動の着手につながりました。