4月

日本の防災体制の現状と課題~その6~(7.4.11)
6 応急災害対策を担当する関係機関 ~国の防災組織の在り方~ 阪神淡路大震災では、神戸市の機能が喪失し、兵庫県の指揮機能(災害対策本部)が立ち上がるまでに時間を要し、応急対策に従事する勢力が決定的に不足したが、震災当初は […]
6 応急災害対策を担当する関係機関 ~国の防災組織の在り方~ 阪神淡路大震災では、神戸市の機能が喪失し、兵庫県の指揮機能(災害対策本部)が立ち上がるまでに時間を要し、応急対策に従事する勢力が決定的に不足したが、震災当初は […]
5 国家的な危機事態への対処~現状の総括~ (1) 防災(災害応急対策)の責任 災害対策基本法は、都道府県以下のレベルの災害を前提として、地方自治を重視して「市町村第一主義」としている。市町村が行政事務を通じて住民を最も […]
4 災害応急対策と消防~防災活動の第一次責任者~ 災害対策基本法を受け、防災活動の第一次責任者と位置づけられている消防は、「市町村消防を基本」として設計された消防組織で、市町村の消防本部は独立した指揮権を与えられている[ […]
3 国・都道府県・市町村の災害対策本部の役割と特性 (1) 特性 国・都道府県・市町村に災害対策本部を設けた場合にも、指揮命令系統はない。緊急災害対策本部を設置(例:東日本大震災時)した場合、国がより強い調整権限を持つが […]
2 災害対策基本法に定める防災の組織と業務について 防災に関する組織は、常設ではない。必要に応じて設置される。 国と都道府県と市町村の災害対策本部の間に指揮関係はなく、それぞれのレベルでの調整機関としての役割を果たす。 […]
そもそも災害対策基本法は、国家的な危機事態となる大規模災害を想定した法律ではない。災害対策基本法の「市町村第一主義」と、防災活動の第一次責任者と位置づけられている消防組織が「市町村消防を基本」としているという制度そのもの […]