29
1月

『仏蘭西料理と私』~No47 日本航空123便~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《ちょうど尼崎の家内の実家にいて、実に蒸し暑い日だった。道のない険しい山中で、詳しい場所も不明。場所を特定するために、空から捜索活動。陸上自衛隊が救援に向かったと聞いたとき、遭難者のことはまったくイメージできず、自分の姿 […]

22
1月

『仏蘭西料理と私』~No46 時代の移り変わり~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《六本木の話が出てくると、私も時代と時間の経過を感じてしまいます。 初めて防衛庁で勤務したのは、平成元年(1989年)。バブルの真っ盛りで、六本木の交差点付近には、深夜まで、スタイルの良い美形の外国人男女がチラシを配りな […]

8
1月

『仏蘭西料理と私』~No44 「くやしい、痛い、気持ちいい、食べ物の恨み、そして、楽しい」話~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《人間の感情の記憶。嫌だと思えば、嫌な出来事になってしまいますし、楽しかったと思えば楽しい記憶になって残ります。嫌な記憶も、勉強になったと思えば、良い記憶になる。 つまり、自分の出会った出来事や経験をどのようにとらえるか […]

1
1月

『仏蘭西料理と私』~No43 青年編 感覚の記憶~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《この記憶に関するエッセーは、実に面白い視点だと、感心させられています。人間の記憶には、ただ頭で覚えているという論理の記憶だけではなく、人間には、感覚の記憶や感情の記憶というものがあるのです。 アルツハイマーになると、記 […]

25
12月

『仏蘭西料理と私』~No42 幼児青春編の記憶~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《岡野さんのエッセーを読んでいると、よくこんなに詳しく覚えているものだな、と感心させられます。私は、子供の頃から、日記や学校での作品など、すぐに捨ててしまうので、「そういうのにこだわりがない子だね」と、よく笑われていまし […]