29
3月

『仏蘭西料理と私』~No7 師匠Jean Delabegneジャン・ドゥラベーヌ~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《 師匠という言葉は、最近、死語になってきましたが、すべてを受け入れる強い人間関係、全人格的なつながりを表す、美しい響きの日本語です。私が現役の頃、幾度か、米軍の指揮官が「俺のスタッフだ」と言って、自分の幕僚を紹介する場 […]

22
3月

『仏蘭西料理と私』~No6 平底鍋の料理革命~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《「レストラン」という語が、何時から使われるようになったのか? あるいは「レストラン」の意味をご存じでしたか? 料理に革命をもたらしたのは、何であったか?革命をもたらそうとして、作ったわけではないのでしょうが、小さな工夫 […]

21
3月

『仏蘭西料理と私』~No5 コック服のことなど~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《 ペストから生活を守る方策が「身の回りは自分できれいにする」習慣として定着しているとのこと。コック服の作りの一つ取り上げても、その一つひとつに、自分の身の安全を確保するための配慮が形となって現れているものなのだそうです […]

17
3月

『仏蘭西料理と私』~No4 『遣ってもよいが、遣られてはいけない』~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《 フランス人と日本人の安全に対する(身を守る)意識の違いが、よく出ています。フランスの軍隊で最初に教わること、文章では「遣ってもよいが・・・」という文字で書かれていますが、本当は違う文字の意味で、語られたのでしょう。「 […]

15
3月

『仏蘭西料理と私』~No3 玉子料理とポタージュ~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《 料理については食べる以外に能が無くて門外漢ですが、フランス料理にも、自然との調和があり、季節の表現が基本にあって、その上に、料理人の食する人への思いが込められて、生まれるものなのだ、ということを、初めて知りました。和 […]

13
3月

『仏蘭西料理と私』~No2 小玉ネギと石炭ストーブ~【龍圡軒 四代目店主 岡野利男シェフ】

《 フランス料理の世界で、さまざまなところに、各国のモノの形態や様子を表した俗語が用いられているところに、フランス人の国際性、ウィットを感じます。また、ストーブの登場が料理に革命をもたらしたというのも面白く、興味深い話で […]